1→共輸送で代表的なものにナトリウムーグルコース間の輸送がある。この輸送方式は1個の輸送担体を利用して1個のナトリウムと1個のグルコースが細胞外から細胞内へ輸送される。
2→単純拡散とは細胞膜を通過し物質が濃度の高い方から低い方へと自然に移動する輸送方式である。細胞が活動していくには細胞内外での物質のやりとりが必要であり、細胞膜を介する輸送方法には、拡散、イオンチャネル、ナトリウムポンプがあり、濃度が高い方から低い方へ自然に移動するのは拡散である。
3→促通拡散とは、単純拡散で細胞膜を通過できない分子量の大きい物質が膜タンパク質の輸送体を利用する輸送方式である。膜タンパク質は2種類あり、チャネルと輸送体がある。チャネルは特定のイオンを選択的に通過させることができ、輸送体はその結合部位ぴったりに合う物質しか輸送できない。また単純拡散と同じく輸送にエネルギーを必要としないため濃度の高い方から低い方へと移動する。
4→ペプチドホルモン(タンパク質)は細胞膜を通過することができないため、受容体と結合し、ペプチドホルモンの膜と細胞膜を融合させることで物質の輸送を行っている。