1→心房細動に関してそれぞれの選択肢について解説します。
1) 「左房内血栓を生じやすい。」
心房細動では心房の収縮が不整になるため、血流が滞りやすくなり、特に左房内で血栓ができやすい状態になります。この解説は正しいです。
2)「脳梗塞を起こしやすい。」
左房内で形成された血栓が脳の血管を塞いでしまうことにより、脳梗塞を起こすリスクが高まります。このため、心房細動の患者は脳梗塞に注意する必要があります。この解説も正しいです。
3)「脈は規則的である。」
心房細動の特徴は、心房が不規則に細かく震える状態であるため、心室への伝導も不規則になり、結果として脈が不規則になります。従って、規則的な脈は心房細動においては誤りです。選択肢3が正解です。
4)「高齢者に多い。」
心房細動の発生は年齢とともに増えることが知られており、高齢者ではより一般的な不整脈の一つです。そのため、この選択肢の情報も正しいです。
まとめると、運動障害に関する問題で選択肢3「脈は規則的である。」が誤りであり、脈が規則的であることは心房細動に当てはまらないため、選択肢3が正解です。
