1→正解は「4.分回し運動は体節が円錐形を描く」です。これが関節運動に関して正しい記述である理由を説明します。
選択肢1:伸展は体節同士のなす角度が小さくなる
伸展は、体節同士のなす角度が増加する運動です。たとえば腕や脚を体から遠ざける動作が伸展にあたります。このため、この選択肢の記述は誤りです。
選択肢2:内転は体節が身体の中心線から遠ざかる
内転は、体節(例えば腕や脚)が身体の中心線に近づく動作です。この記述は内転の反対、つまり外転の説明になっており、誤っています。
選択肢3:内旋は開始肢位での前面が外側に向く
内旋は、体節の開始肢位での前面が内側に向く運動です。たとえば、腕や脚の前面が体の中心に向くような回転が内旋に該当します。この選択肢の記述は内旋の定義と逆であるため、誤りです。
選択肢4:分回し運動は体節が円錐形を描く
分回し運動(円運動または円錐運動)は、関節を中心に体節が円錐形の軌道を描いて動く運動です。この動きは特に球形関節や多軸関節で観察され、関節が様々な方向に動くことを可能にします。この選択肢の記述は正確で、答えとして正しいです。
以上の解説から、選択肢4の「分回し運動は体節が円錐形を描く」が関節運動の正しい説明であることが理解できます。