1→選択肢1:足関節
立位姿勢における重心線は、通常、足関節の前方を通ります。足関節を基点として体が前に傾けばバランスを保つために足の前部が使われますが、重心線が後方を通ることはありません。したがって、この選択肢は不正確です。
選択肢2:膝関節
膝関節に関しても、重心線は多くの場合膝関節のやや前方を通るか、正中線上に位置します。膝が後方に延びると不安定になるため、重心線が後方を通るということは一般的ではありません。この選択肢も不正確です。
選択肢3:股関節
立位姿勢では、重心線は股関節の後方を通ります。これは、人体の重心が腰の高さに位置し、体の重みが腰椎と連携して下肢に伝えられるためです。股関節は立位での重心保持において中心的な役割を果たし、この位置関係がバランス保持に寄与します。この選択肢は正確で、答えとして正しいです。
選択肢4:第4腰椎
第4腰椎においても、重心線は通常その前方または正中線上を通ります。この椎骨は脊柱の一部であり、重心線が後方を通ることは一般的ではないため、この選択肢も不正確です。
以上の解説から、股関節が立位姿勢の重心線が後方を通る関節として正しい選択肢であることが明らかになります。