1→鵞足(がそく)とは、膝の内側にある3つの筋肉の腱が合流してできる構造を指します。この鵞足を構成する筋肉は以下の通りです。
1) 中間広筋 - 中間広筋は大腿四頭筋の一部であり、鵞足構成筋ではありません。大腿四頭筋は膝関節を伸展する主要な筋群です。
2) 内側広筋 - 内側広筋も大腿四頭筋の一部であり、鵞足とは関係ありません。内側広筋も膝の伸展に関与します。
3) 半腱様筋 - 半腱様筋は鵞足を構成する筋肉の一つです。この筋肉はふくらはぎの上部、大腿後面に位置し、膝と股の屈曲や内旋に関与しています。選択肢3が正解です。
4) 大内転筋 - 大内転筋は内転筋群の一部であり、主に股関節の内転に貢献しますが、鵞足を構成する筋肉ではありません。
上記の解説から、鵞足を構成するのは「半腱様筋」であり、正解は選択肢3です。鵞足には他にも「縫工筋」と「半膜様筋」が含まれます。これらの筋肉の腱は、膝関節の内側において重要な役割を持ち、特に内旋や屈曲の動作に寄与し、また膝関節の安定性にも関わっています。