第32回柔道整復師国家試験 午前98

1→選択肢1) 一酸化窒素 - 一酸化窒素(NO)は血管拡張作用を持ち、この作用によって血管が拡がり血圧が下降します。したがって、血圧を下げる効果があるのは一酸化窒素です。選択肢1が正解です。 選択肢2) アルドステロン - アルドステロンは副腎皮質ホルモンの一種であり、ナトリウムの再吸収を促進し、それに伴って水分も体内に保持されます。結果的に血圧は上昇するため、血圧を下げる作用はありません。 選択肢3) ノルアドレナリン - ノルアドレナリンは交感神経系が分泌するホルモンで、血管を収縮させる効果があります。これにより血圧は上昇し、従って血圧を下げる作用はありません。 選択肢4) アンジオテンシンⅡ - アンジオテンシンIIは、レニン-アンジオテンシン系によって生成されるペプチドホルモンで、強力な血管収縮作用を持ちます。これによって血圧は上昇するため、アンジオテンシンIIが血圧を下げる作用はありません。 総じて、血圧を下げる作用を持つのは一酸化窒素であるため、選択肢1が正解です。