1→ヒスタミンは毛細血管透過性亢進作用があるため、これにより血漿蛋白成分の滲出が起こる。
2→浮腫とは、血漿蛋白成分が血管外に滲出することをいう。
赤血球の漏出とは、血管が破れていなくても毛細血管のすき間から赤血球が漏れ出す現象である。
例えば、肺うっ血では毛細血管の圧が高くなるため、赤血球が血液中の水分とともに血管内皮細胞の間を通って肺胞に滲み出す。
3→炎症によって好中球が多量に滲出することを化膿という。
4→慢性炎症では細胞の増生が起こり、マクロファージ・リンパ球・肉芽組織(毛細血管・組織球・線維芽細胞)が増加する。