1→選択肢1) 最大心拍数
持久能の運動トレーニングによって最大心拍数は増加しません。最大心拍数は個人の生理的限界により決まり、一般的に年齢とともに自然に減少します。トレーニングで大きく変化するものではなく、限界値に達するとそれ以上は上昇しないためです。したがって、この選択肢が正解です。
選択肢2) 最大心拍出量
最大心拍出量は持久能の運動トレーニングにより増加します。心拍出量は心臓が1分間に血液を全身に送り出す量であり、運動によって心臓の機能が改善されると、より多くの血液を効率的に身体に送ることができるようになります。
選択肢3) 最大酸素摂取量
最大酸素摂取量も持久能の運動トレーニングによって増加します。これは体の筋肉が運動中に酸素をどれだけ取り込み利用できるかを示す指標で、持久力向上には重要な要素です。トレーニングを行うことで筋肉の酸素を使う能力が高まり、最大酸素摂取量が向上します。
選択肢4) 最大動静脈酸素較差
最大動静脈酸素較差は、体循環の動脈血と静脈血の酸素含量の差です。持久能の運動トレーニングを行うことで、筋肉の酸素利用効率が向上し、最大動静脈酸素較差は増加します。筋肉がより多くの酸素を取り込んで使用することができるようになるためです。