1→重心動揺面積とは、立っている姿勢の安定性を示す指標のひとつであり、立位時に人の重心が揺れる範囲(面積)を測定したものです。年齢に応じて変化し、一般的には若年成人時に最も小さくなります。
1) 10歳: 幼少期は体の成長と神経系の発達が完全ではありません。そのため、バランスをとる能力が未熟で、重心動揺面積は比較的大きいです。
2) 25歳: 若年成人期は身体的機能が最も発達し、神経系が安定して機能している時期です。したがって、バランス能力が高く、重心動揺面積は最小となります。選択肢2が正解です。
3) 50歳: 中年期に差し掛かると、筋力や関節の柔軟性、神経系の機能が徐々に低下し始めます。これによりバランス能力にも影響が出てきて、重心動揺面積は若年成人期より大きくなる傾向があります。
4) 75歳: 高齢者期にはさらにバランス能力が低下し、筋力の減少や反射の鈍化、視覚や前庭機能の衰えが重心動揺面積を大きくします。従って、この年齢では面積は非常に大きくなります。
したがって、バランス能力が最も高く重心動揺面積が最小となるのは若年成人期であり、選択肢2) 25歳が最も適切です。