1→アッシュワーススケールは痙縮の程度を表す一般的な評価法です。
1) 選択肢1はアッシュワーススケールで「筋肉のトーンがやや増大しているが、簡単に動かすことができる」を示しますが、問題の状況は関節を動かす際に全可動域で抵抗感があるとあるため、これには当てはまりません。従って、選択肢1は不正解です。
2) 選択肢2が正解です。アッシュワーススケールの2は「筋肉のトーンが明らかに増大し、初動は容易だが、全可動域にわたって軽度の抵抗を感じる」を示します。運動は容易だが、全可動域で抵抗感があるという問題文の状況はこの定義に合致します。
3) 選択肢3はアッシュワーススケールで「筋肉のトーンが著しく増大し、動かすことが困難」を示しますが、問題文では運動は容易であったと記載されているため、この定義には合致しません。従って、選択肢3は不正解です。
4) 選択肢4はアッシュワーススケールで「関節が固定されてほとんど動かない」を示します。しかし、問題文の状況では全可動域での運動が可能であったので、この定義とは異なります。従って、選択肢4は不正解です。
したがって、問題文の状況に最も適合するアッシュワーススケールの評価は選択肢2です。