1→ファンクショナルリーチテストは高齢者の前方へののびの能力を評価するテストです。立位の状態から両腕を前方に水平に伸ばし、体を前に傾けていける最大の距離を測定します。このテストで測定される距離は、個体の姿勢バランスや転倒リスクの指標とされます。
選択肢1) 5cm - この距離は非常に短く、高齢者の正常な前方へのリーチ能力とは考えられません。この程度の到達距離では転倒リスクが高いとされており、姿勢バランスの問題が考えられます。
選択肢2) 10cm - この距離もまだ安定した前方のリーチとはみなされておらず、通常の高齢者の到達距離としては短いです。この範囲では、姿勢バランス不足や潜在的な転倒リスクのサインである可能性があります。
選択肢3) 15cm - 選択肢3が正解です。一般的に、高齢者の正常なファンクショナルリーチとしては15cm以上が目安とされています。この距離であれば、比較的安定した姿勢バランスを維持しているとみなされることが多いです。
選択肢4) 20cm - この距離は健康な高齢者が到達することができる距離であり、非常に良好な姿勢バランスと判断されます。しかし、正常範囲の下限は15cmとされているため、20cmを到達する能力があっても正常とみなされる基準は15cmからとなります。