1→1) 血圧 - 血圧は、輸血を行うときの重要な指標の一つです。輸血は血液量を増やし、貧血や出血による低血圧の状態を改善する目的で行われることが多いです。そのため、血圧をモニタリングすることは輸血の効果を評価する上で重要です。
2) 呼吸数 - 呼吸数は輸血に直接関連する指標ではありません。ただし、輸血の副作用として肺障害やアレルギー反応が起こる可能性があるため、輸血中に呼吸数が急激に変化する場合は注意が必要です。しかし、輸血の適応を判断する際の主要な指標ではありません。選択肢2が正解です。
3) 尿量 - 尿量は、体内の水分バランスや腎機能の指標として重要です。輸血中または輸血後に尿量の減少が見られる場合は、腎機能への影響や輸血に関連する合併症の可能性を考える必要があるため、輸血のモニタリングにおいて尿量は重要な指標となります。
4) 中心静脈圧 (CVP) - 中心静脈圧は心臓の前負荷を反映する指標であり、心臓の機能や血液循環の評価に使用されます。輸血によって血液容量が増えるため、中心静脈圧の変化は、特に心不全の患者さんで重要になります。そのため、輸血のモニタリングにおいて中心静脈圧は有用な指標です。