1→1) a
選択肢aの部位は肩鎖関節ではないため、肩鎖関節上方脱臼の発生に関係する外力が直接的に加わる部位とは考えにくいです。肩鎖関節上方脱臼は、鎖骨と肩甲骨の間の関節である肩鎖関節に発生するため、ここよりもその関節に近い部位への外力が重要です。
2) b
選択肢bの部位も肩鎖関節から若干離れているため、直接的な外力が加わるとは限りません。肩鎖関節上方脱臼は、肩鎖関節に隣接する部位に外力が加わったときに起こりやすいので、bは最も起こりうる場所ではありません。
3) c
選択肢cの部位も肩鎖関節自体ではないため、ここに外力が加わることにより直接肩鎖関節上方脱臼が起こるとは考えにくいです。脱臼を引き起こす外力は、関節自体またはそのすぐ隣の部位に作用することが一般的です。
4) d
選択肢4が正解です。選択肢dは肩鎖関節に直接隣接しているため、ここに外力が加わると肩鎖関節上方脱臼の発生につながりやすいです。肩鎖関節上方脱臼は、この関節の上方にかかる外圧や打撃によって発生する可能性が高く、選択肢dがその外力が加わる部位として最も適切です。