1→1) 赤血球
赤血球は、インスリンに依存しないでグルコースを取り込むことができます。赤血球にはインスリン受容体が欠如しており、グルコース輸送は特定の輸送タンパク質によって行われますが、これはインスリン非依存型です。
2) 脂肪細胞
選択肢2が正解です。脂肪細胞(アディポサイト)は、インスリンによってその機能が調節される細胞の一つです。インスリンは脂肪細胞に対するグルコースの取り込みを促進します。これはインスリン依存性のグルコース輸送タンパク質(GLUT4)を介して行われます。
3) 腸上皮細胞
腸上皮細胞は、食物からのグルコースの吸収を担当していますが、インスリンには依存していません。グルコースの取り込みは、腸管においてナトリウム依存型輸送体(SGLT)を介して行われ、このプロセスはインスリン非依存です。
4) 腎尿細管細胞
腎尿細管細胞も、尿中からグルコースを再吸収する際にインスリンに依存していません。こちらもナトリウム依存型輸送体(SGLT)を使用し、インスリンの影響を受けにくいプロセスで行われます。
したがって、インスリンに依存してグルコースの取り込みが促進されるのは脂肪細胞(選択肢2)です。