1→以下は、各選択肢に対する解説です。
1) CODの環境基準達成率100%である。
解説: COD(化学的酸素要求量)は水中の有機物質の汚染度を示す指標です。CODの環境基準達成率が100%であるとは限らず、実際には産業排水や生活排水の影響で基準を満たしていない地域もあります。この選択肢は正しくありません。
2) 水道水の水質基準に硬度の項目がある。
解説: 水道水の水質基準には硬度の項目があります。硬度は水に含まれるカルシウムやマグネシウムの濃度を指し、これが高い水を硬水、低い水を軟水と言います。硬度は水道水の味や家庭用機器への影響などに関係するため、水質基準に含まれています。この選択肢が正解です。
3) 水道水に一般細菌は検出されてはいけない。
解説: 水道水には一般細菌が検出されることがありますが、それが水の安全性を脅かすレベルであってはなりません。水道水は適切な処理と消毒が行われているため、通常、一般細菌が健康に害を及ぼすレベルで検出されることはありません。したがって、この選択肢は正しい表現とは言えません。
4) 水道水に遊離残留塩素は検出されてはいけない。
解説: 遊離残留塩素は水道水の消毒剤としてしばしば使用され、バクテリアの増殖を防ぐために必要な成分です。水道水には一定量の遊離残留塩素が検出されることが許容されており、これが検出されないと、水道水内のバクテリアが増殖するリスクが高くなります。よって、この選択肢も誤りです。
選択肢2が正解です。