1→1) 消毒薬自体が汚染されることはない。
この選択肢は誤りです。消毒薬自体も不適切な保管や使用により汚染される可能性があります。消毒薬を容器に移し替える際や、汚染された手袋などが接触することにより、本来の効果が損なわれることが考えられます。
2) 微生物によって消毒薬が異なる。
この選択肢が正解です。異なる種類の微生物(細菌、ウイルス、真菌など)には、それぞれ効果的な消毒薬が異なります。そのため、対象とする微生物の種類に応じて適切な消毒薬を選択することが重要です。
3) 光学機器の滅菌には高圧蒸気を用いる。
この選択肢は誤りです。光学機器は高温や湿気に弱いことが多いため、高圧蒸気(オートクレーブ)を用いると損傷するリスクがあります。そのため、化学的滅菌や低温プラズマ滅菌など、機器に適した滅菌方法を採用するのが一般的です。
4) 粘膜の消毒にはアルコールを用いる。
この選択肢は誤りです。アルコールは脂肪を溶解する性質があるため、粘膜に対しては刺激が強く、使用することは推奨されていません。粘膜の消毒には、刺激が少なく粘膜に安全な消毒薬を選択する必要があります。