1→1) 第5趾に好発する。
中足趾節関節の脱臼は第5趾に好発するわけではありません。中足趾節関節脱臼は、特に小指の脱臼が必ずしも多いわけではなく、むしろ中央の趾に影響を及ぼすことが一般的です。
2) Z字型変形を呈する。
選択肢2が正解です。中足趾節関節の脱臼は特徴的なZ字型変形を呈することがあります。これは、中足骨の基部が背側へ移動し、趾骨が底側に変位することに由来します。この変形は視認されやすく、診断において重要な視覚的所見となります。
3) 底側脱臼することが多い。
一般的に、中足趾節関節の脱臼は、関節が背側(足の甲の方向)に変位することが一般的です。そのため、底側脱臼(足底の方向に変位)が多いとするこの選択肢は誤りです。
4) 関節背側に開放創がみられる。
中足趾節関節の脱臼に関連して開放創があるかどうかは、脱臼の状況や外傷の程度によって異なります。したがって、脱臼が常に関節背側に開放創を伴うと断言はできません。開放創は生じる場合もありますが、必須の所見ではないため、この選択肢も正確ではありません。