1→1) WLR (Weight-Bearing Lunge Test):体重負荷屈曲テストとも呼ばれ、足首の背屈の可動域を評価するためのテストです。このテストは仙腸関節ではなく、下肢特に足首関節の評価に用いられます。
2) Kemp ケンプ検査:背髄神経根の圧迫を評価するための検査です。患者を立たせた状態で腰椎に伸展と回旋を加えて行いますが、これは仙腸関節の検査方法ではありません。
3) Newton ニュートン検査:これは仙腸関節の検査法です。患者を仰臥位にし、痛みのある側の仙腸関節に手を置き、対側の膝を胸に引き寄せることで、痛みのある側の仙腸関節にストレスをかけるテストです。選択肢3が正解です。
4) Bowstring ボウストリング検査:このテストは坐骨神経の圧迫や緊張を評価するために用いられ、仙腸関節の検査法ではありません。仰臥位での膝関節の屈曲とともに足を持ち上げて行いますが、仙腸関節に特化した検査ではなく、神経根性の問題を見つけるためのものです。