1→問題34における右足関節外側靭帯損傷の固定方法に関して正しいのは「1.包帯は順巻きで行う。」です。以下に各選択肢の解説を示します。
選択肢1:包帯は順巻きで行う。
包帯を巻く際には、足の形状に沿ってスムーズに圧をかけるために、外側から内側へと巻く「順巻き」が基本です。これにより、靭帯が安定し、適切な圧迫が保たれるため、損傷部位の保護と回復を促進します。
選択肢2:足関節30度底屈位にする。
足関節を固定する際は通常、軽度の底屈よりも中立位が推奨されることが多いです。30度の底屈位での固定は特定の状況を除き、一般的ではありません。正しい位置での固定が重要ですが、この選択肢は標準的な処置ではないため、不適切です。
選択肢3:合成樹脂製キャストは近位側から巻く。
合成樹脂製キャストを使用する場合、一般的には遠位側(手足の先端部分)から始めて近位側(体の中心部分に近い側)に向かって巻くのが通常です。この方法により、適切な圧迫と固定が行えますが、選択肢の記述はこれと反対なので誤りです。
選択肢4:フィギアエイトは内側から外側に貼付する。
フィギアエイト包帯の場合、通常は外側から内側に向かって貼ることが多いです。内側から外側への貼り方は、一般的な方法と異なり、効果的な圧迫やサポートを提供しない可能性があります。