1→示されている右寛骨の内側図において、縫工筋の起始部は選択肢「1」が正解です。以下に解説を示します。
選択肢1:1
縫工筋は股関節を内旋させる筋肉で、その起始は上前腸骨棘とそのすぐ下の切痕部です。図中の1がこの位置にあたり、これが縫工筋の起始部を示しています。この筋肉は股関節の安定と動きに寄与する重要な役割を持っています。
選択肢2:2
図中の2は寛骨臼の周辺を示しており、これは縫工筋の起始部ではありません。寛骨臼は股関節のソケット部分であり、股関節の球部が嵌る部分です。
選択肢3:3
この部位も縫工筋の起始部とは関係がなく、恥骨と坐骨の間の坐骨恥骨ラムスの部分を示している可能性がありますが、縫工筋の起始とは異なります。
選択肢4:4
図中の4は寛骨のさらに下部を示しており、これも縫工筋の起始部ではありません。この部位はおそらく坐骨の部分で、縫工筋とは直接的な関連はありません。
以上の解説から、問題57の正答は「1」となります。縫工筋は主に股関節の内旋に関与し、恥骨上枝から起始します。この筋肉の正確な解剖学的知識は、特に運動生理学や治療において重要です。