1→選択肢1:前庭
前庭は内耳の一部で、平衡感覚に関与する重要な構造です。この部分には平衡斑が存在し、重力と頭の位置の変化を感知する役割を担います。平衡斑は特に耳石器に位置しており、前庭に含まれる袋状の構造である卵円嚢と球嚢に存在します。
選択肢2:蝸牛管
蝸牛管は内耳に位置し、聴覚に関与する構造です。音の振動を感知し、それを神経信号に変換しますが、平衡斑は含まれていません。
選択肢3:鼓室階
鼓室階は中耳の一部で、主に音の伝達を助ける役割を持ちます。ここには平衡斑が存在せず、主に鼓膜と聴骨が位置しています。
選択肢4:半規管
半規管も内耳の一部で、平衡感覚には関与しますが、ここには平衡斑は存在しません。半規管は主に頭の回転運動を感知するための構造であり、それを感知するのは平衡斑ではなく、半規管内のクプラという構造によるものです。
以上の解説から、平衡斑が存在するのは「前庭」であり、答えは「1」です。