1→選択肢1:B細胞は胸腺で増殖する。
B細胞は骨髄で成熟し、その後リンパ節や脾臓などのリンパ組織で抗体を生成する役割を担います。胸腺で増殖・成熟するのはT細胞であり、B細胞ではありません。この選択肢は正しくないです。
選択肢2:T細胞は形質細胞となる。
T細胞は主に免疫応答で細胞傷害や免疫調節の役割を担いますが、形質細胞にはなりません。形質細胞はB細胞が成熟したもので、抗体を生成します。したがって、この選択肢も正しくありません。
選択肢3:樹状細胞はマクロファージとなる。
樹状細胞は免疫系の中で抗原提示細胞として機能し、T細胞に抗原を提示して免疫応答を促進します。マクロファージも免疫応答における抗原提示細胞の一種ですが、樹状細胞からマクロファージに変化することはありません。この選択肢も誤りです。
選択肢4:好塩基球はアレルギー反応を誘導する。
好塩基球は白血球の一種で、特にアレルギー反応や寄生虫感染の防御に関与します。これらはヒスタミンやロイコトリエンなどの炎症促進物質を放出し、アレルギー反応を誘導することがあります。この選択肢は正しい記述です。
以上の分析から、正しい答えは「4」であり、好塩基球はアレルギー反応を誘導する役割があります。