1→選択肢1:成長ホルモンーー尿崩症
尿崩症は、抗利尿ホルモン(ADH)の不足により起こります。成長ホルモンとは直接関連がないため、この組合せは不正確です。
選択肢2:甲状腺ホルモンーーバセドウ(Basedow)病
バセドウ病は、甲状腺ホルモンの過剰産生を特徴とする自己免疫疾患です。この選択肢は正しいです。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることがバセドウ病の主な特徴であります。
選択肢3:アルドステロンーークッシング(Cushing)症候群
クッシング症候群は副腎皮質ホルモン、特にコルチゾールの過剰分泌により起こります。アルドステロンが主因である疾患は原発性アルドステロン症(コン病)です。したがって、この組合せも不正確です。
選択肢4:インスリンーー褐色細胞腫
褐色細胞腫は副腎髄質が過剰にカテコラミンを分泌する病態であり、インスリンとは関係がありません。この選択肢も誤りです。
以上の解説から、選択肢2「甲状腺ホルモンーーバセドウ(Basedow)病」が正しい答えであることが確認できます。甲状腺ホルモンの過剰分泌がバセドウ病の特徴であり、典型的な症状には甲状腺の腫大(甲状腺腫)、目の突出(眼球突出)、手の震え、心拍数の増加などが含まれます。