1→選択肢1:離断性骨軟骨炎ーー壮年期
離断性骨軟骨炎は、青年期から中年期にかけて比較的若い年齢層で発症する傾向があります。この疾患は、関節の軟骨が炎症を起こし、痛みや関節の可動域の制限などを引き起こすことがあります。したがって、好発年齢として壮年期ではなく、青年期から中年期が適切です。
選択肢2:上腕骨外科頸骨折ーー老年期
上腕骨外科頸骨折は、主に高齢者に見られる骨折の一種です。老年期になると骨密度が低下し、骨の強度が減少するため、転倒などの軽微な外力でも骨折しやすくなります。そのため、この疾患の好発年齢として老年期が適切です。
選択肢3:石灰沈着性滑液包炎ーー学童期
石灰沈着性滑液包炎は、主に中年以降の成人によく見られる疾患であり、学童期にはほとんど発症しません。この疾患は、関節周囲の滑液包に石灰が沈着することで炎症を引き起こし、痛みや腫れを生じることがあります。したがって、好発年齢として学童期は不適切です。
選択肢4:上腕二頭筋断裂ーー青年期
上腕二頭筋断裂は、通常は青年期や中年期の若い成人によく見られる外傷性の疾患です。これは、急激な筋肉の伸展や急激な負荷によって上腕二頭筋が断裂することによって生じます。したがって、好発年齢として青年期が適切です。
以上から、選択肢2の「上腕骨外科頸骨折ーー老年期」が、上肢疾患とその好発年齢として正しい組合せです。