1→硝子滴変性は、細胞内のプロテインが硝子状になる現象を指します。特に重金属、例えば水銀の中毒によって引き起こされることがあります。したがって、この組み合わせは正しいです。
2→アミロイド変性は特定のタンパク質が組織に異常蓄積する病態であり、主にアルツハイマー病などに見られます。手根管症候群は通常、繰り返しの手の使用や手関節の損傷等により発症します。
しかしながら、特に透析患者では、アミロイドが手根管内に蓄積し、神経を圧迫して手根管症候群を引き起こすことがあります。したがって、「アミロイド変性 ─── 手根管症候群」の組み合わせは特定の状況(特に透析患者)においては正しいと言えます。
3→フィブリノイド変性は、血管壁に炎症と共に異常なたんぱく質が沈着する病態を指します。一方、フォン・ギルケ病は糖新生異常による肝臓、筋肉の疾患であり、フィブリノイド変性との直接的な関連はありません。
4→脂肪変性は、細胞が脂肪滴で満たされる状態を指し、特に肝細胞が影響を受けることが多いです。アルコール性肝障害の初期段階では、脂肪変性が見られることが多く、この組み合わせは正しいです。