第24回国家試験 午後16
人工股関節置換術後に人工関節が脱臼しやすい肢位をとらないように指導されているため、靴下がうまく履けないとの訴えがあった。正しい対応はどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→「3」の解説を参照
2→「3」の解説を参照
3→人工股関節置換術後の人工関節で、注意しなければならないのは脱臼である。術式により脱臼しやすい肢位があり、後方アプローチでは屈曲・内転・内旋で、前方アプローチでは外旋・内転・伸展となっている。よって、むやみに関節可動域を拡大するのは望ましくない。また、できるだけ自立した生活を送れる状態を目指すのがリハビリテーションのため、自助具で履けるよう訓練し、介助を必要とすることを避ける指導が適切である。
4→「3」の解説を参照