第21回国家試験 午後105
34歳の男性。バレーボールの練習中、ジャンプでつま先から着地し足部を捻り来所した。
足背部外側の腫脹と疼痛を訴える。受傷時の肢位を強制すると写真に示す部位の疼痛が増強し、同部に圧痛を認める。
足関節の前方引き出し症状はない。写真(別冊No.5)を別に示す。考えられる損傷はどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→解説2を参照
2→この文章と写真からおそらく内返しを強制されて負傷したのではないかと考えられます。
選択肢の中の前距腓靭帯損傷は内返しで発生しますが、写真の疼痛の場所が前距腓靭帯から離れているので除外されます。
腓骨筋腱脱臼は、外返しの強制や急激な背屈・切り返し動作などで発生し、圧痛部位も外果後方に出るのでこれも除外されます。
遠位前頸腓靭帯も、外果上方に存在しているのでこちらも除外できると思います。
そうすると、この問題では二分靭帯損傷が正解ということになります。
3→解説2を参照
4→解説2を参照