第25回国家試験 午後106
16歳の男子。高校の野球部に所属している。7歳の時、ジャングルジムから転落し左肘骨折の既往歴がある。
肘関節の屈曲で肘内側部から前腕尺側にかけてしびれがあり、握力も低下してきたため来所した。
患肢は外反肘変形を呈している。考えられる所見はどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→母指球筋の萎縮は、正中神経麻痺です。
2→7歳の頃、上腕骨外顆骨折を伴い合併症の遅発性尺骨神経麻痺を16歳で発症したと思われます。
外反肘変形も外顆骨折の所見です。
3→下垂手は橈骨神経麻痺です。
4→示指・中指末節の感覚異常は、正中神経麻痺です。