第24回国家試験 午後102
6歳の女児。3週前に上腕骨顆上伸展型骨折をきたし、徒手整復と経皮的ピンニングが施行された。
ギプス固定を本日除去し、後療法開始の指示を主治医から受けた。後療法に際して最も注意すべき合併症はどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→「3」の解説を参照
2→「3」の解説を参照
3→上腕骨顆上伸展型骨折の合併症において、後遺症として注意しなければならないのは骨化性筋炎・フォルクマン拘縮である。しかし、フォルクマン拘縮は、受傷後24時間以内で固定期間中に過度な固定でおこるため、今回の後療法には関係がない。骨化性筋炎は、関節周囲の過度なリハビリにより組織が骨化してしまうもので、後療法の際は細心の注意を払うべきである。
4→「3」の解説を参照