1→黄疸とは、血中の胆汁色素(ビリルビン)濃度が上昇し発生するもので、眼球の球結膜部・口腔粘膜部が黄色く染まる。
肝胆道疾患(肝炎・肝硬変・肝癌・胆石症・胆道炎など)や溶血性貧血などでみられる。
2→黄疸では舌に症状はみられないが、別の疾患では出現する。
猩紅熱では舌乳頭が腫脹しイチゴ舌となり、悪性貧血では舌乳頭が萎縮してハンター舌炎となる。
3→黄疸では爪に症状はみられないが、別の疾患では出現する。
貧血患者では爪床が蒼白となり(鉄欠乏性貧血ではスプーン状爪)、高度の低アルブミン血症が長期間続くと帯状の白線がみられる。
4→黄疸では毛髪に症状はみられないが、別の疾患では出現する。
円形脱毛症では、原因不明で限局性に境界鮮明な円形もしくは不規則に脱毛が起きる。