第26回国家試験 午後101
21歳の男性。2か月前にバスケットボール試合中に左膝を打ち負傷した。脛骨粗面部の発赤と腫脹を認めていたが、症状は軽快したという。最近、運動時に膝窩部痛が出現し来所した。ラックマンテストでエンドポイントはあるが、膝90度屈曲位で脛骨を前へ引くと出るような感じとそこから後ろに押すと戻るような感じがある。考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 4
1→「4」の解説を参照。
2→「4」の解説を参照。
3→「4」の解説を参照。
4→後十字靭帯損傷は、前方からの衝撃で発症します。脛骨粗面部の発赤と腫脹の所見から前方からの衝撃が考えられます。
後十字靭帯の特徴的なのが、膝窩部に疼痛を伴いやすいです。
後十字靭帯では、後方引き出しテスト、脛骨後方落込み徴候を行います。