33歳の女性。5年前から日光過敏を自覚していた。 尿所見では、タンパク陽性、潜血陽性。血液検査では、血小板減少、抗二本鎖DNA抗体陽性を認めた。 最も考えられる疾患はどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→皮膚筋炎の血液検査ではCKやクレアチン、ミオグロビンが上昇します。
2→全身性強皮症は、抗核抗体が90%以上で陽性です。
3→全身性エリテマトーデスは、細菌やウイルスなどの外敵から身を守るための免疫系が、何らかの原因で自分の細胞に対する抗体をつくってしまい、自分で自分を攻撃してしまう自己免疫疾患です。 日光過敏症は全身性エリテマトーデスの特徴的な所見です。
4→ベーチェット病(Behcet)は、白血球増多、赤血球沈降速度の亢進、免疫グロブリンの上昇、血清補体価高値、HLA-B51陽性です。