1→化膿性骨髄炎は開放性骨折の合併症である。創傷部が外界と触れることで細菌感染し発症する。
2→過剰仮骨形成は粉砕骨折の合併症である。過剰仮骨形成とは仮骨が過剰に形成され、吸収が全くされない吸収されない場合をいう。関節付近の骨折に多い。過剰仮骨の発生要因としては粉砕骨折・大血腫の存在・骨膜の広範囲な剥離・早期で過剰に行われた後療法がある。
3→脂肪塞栓は骨盤骨折での合併症である。骨折時の脂質代謝の変化で血中脂肪が脂肪滴になる。脂肪滴が骨折で損傷した血管内に入り込むため発症する。大腿骨や骨盤骨骨折、多発骨折の場合などで見られる。
4→無腐性壊死は感染症以外の何らかの要因で骨壊死が起こることである。ペステス病・ケーラー病・フライバーグ病・キーンベック病などがある。