第27回国家試験 午後108
8歳の男児。6歳からサッカーを始めた。特に肥満はない。
1か月前から右膝から大腿部にかけての疼痛を訴えていた。しばらく様子をみていたところ、母親が跛行に気付き来所した。
膝関節に腫脹や圧痛、不安定性などはなく、大腿部も若干の筋緊張はあるものの明確な所見はなかった。
股関節は外転・外旋に制限がみられた。スカルパ三角部に圧痛を認め、パトリックテストも陽性であった。
最も考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→「3」の解説を参照。
2→「3」の解説を参照。
3→肥満はないとこ事で、大腿骨頭すべり症の可能性は低い。
スカルパ三角部の圧痛とパトリックテストの陽性で単純性股関節炎を疑いますが、発熱などの身体所見はないので、ペルテス病の可能性が一番高いです。
4→「3」の解説を参照。