1→誘発心電図とは、末梢神経を刺激して伸張反射を模倣した単シナプス反射を誘発することで得られる筋電図を誘発心電図と言う。
電気刺激を加えると最も太いⅠa群線維が最初に刺激される。Ⅰa線維で起こった活動電位はα運動ニューロンを興奮させ筋電図上では潜時の長いH波が誘発される。刺激強度を上げるとH波は大きくなるなるが、ある一定まで電気刺激が高まると、H波は減少しはじめる。これは強い電気刺激によってⅠa線維よりも閾値が高いα運動ニューロンも刺激されるためである。この刺激で筋に向かう活動電位と正常時では起こらない脊髄へ逆行する活動電位が生じる。筋へ向かう活動電位によって潜時の短いM波が現れる。
2→「1」の解説を参照
3→「1」の解説を参照
4→「1」の解説を参照