1→坐骨大腿靭帯は大腿骨の粗面から始まり、坐骨結節に至る靭帯で、関節の安定化に寄与します。しかし、閉鎖動脈とは関連がありません。
2→選択肢2が正解です。大腿骨頭靭帯(リッケルト靭帯)は大腿骨の頭部に存在し、股関節を安定化する働きを持つと同時に、閉鎖動脈(動脈盛り)がこの靭帯内を通って大腿骨頭に至ります。これは、閉鎖動脈が大腿骨頭の主要な血液供給源であるため、大腿骨頭壊死の原因となることがあります。
3→恥骨大腿靭帯は大腿骨の小転子から恥骨上枝に至る靭帯で、股関節の安定化に寄与しますが、閉鎖動脈との直接的な関連はありません。
4→腸骨大腿靭帯は大腿骨の大転子から腸骨外縁に至る靭帯で、股関節の安定化に寄与しますが、閉鎖動脈との直接的な関連はありません。