1→問題53における橈骨手根関節の構成に関与する骨について正しい答えは「1.月状骨」です。以下に各選択肢の解説を示します。
選択肢1:月状骨
月状骨(lunate bone)は手首の橈骨側に位置し、橈骨と直接関節を形成する重要な手根骨の一つです。この骨は橈骨手根関節の形成において中心的な役割を果たし、手首の運動と安定性に寄与します。したがって、この選択肢が正しいです。
選択肢2:有頭骨
有頭骨(capitate bone)は手根骨の中で最も大きく、手の中央に位置しますが、直接橈骨手根関節の形成には関与しません。有頭骨は他の手根骨と多くの関節を形成していますが、橈骨とは直接接していないため、この選択肢は誤りです。
選択肢3:有鈎骨
有鈎骨(hamate bone)も手根骨の一つで、特徴的な鈎状突起を持ちますが、これも橈骨手根関節の直接的な構成成分ではありません。有鈎骨は主に小指側の手根骨と関節を形成し、橈骨とは関係がありません。
選択肢4:豆状骨
豆状骨(pisiform bone)は手首の尺骨側に位置する小さな豆形の骨で、橈骨手根関節には関与しません。この骨は主に腱の滑走を助ける役割を持ち、橈骨との間に直接的な関節接触はありません。
以上の解説から、問題53の正答は「月状骨」という選択肢1であることが適切に説明されています。月状骨は橈骨と直接接触し、手首の重要な動きをサポートする骨であるため、その機能と位置は手首の生理学において非常に重要です。