1→問題54で「上肢帯の筋」として正しいのは「2.棘上筋」です。以下に各選択肢の解説を示します。
選択肢1:大胸筋
大胸筋は胸部の大きな筋肉で、肩甲骨や上腕骨とは関連がありますが、上肢帯の筋肉としての機能は主に胸部の動きや腕の引き寄せに関わるため、このカテゴリには含まれません。
選択肢2:棘上筋
棘上筋は肩帯に含まれる筋肉で、肩甲骨の上部に位置し、腕の外転や肩甲骨の安定に重要な役割を果たします。この筋肉は上肢帯の一部であり、上肢の動きをサポートする重要な筋肉です。このため、この選択肢が正解です。
選択肢3:広背筋
広背筋は背中に広がる大きな筋肉で、主に腕を体の側面や背面へ引き下ろす動作に関与します。上肢帯の筋肉としては分類されませんが、上肢の運動には関与しています。
選択肢4:大菱形筋
大菱形筋は肩甲骨を動かす筋肉で、肩甲骨の固定や移動に寄与しますが、直接的に上肢帯の筋として機能するわけではなく、主に肩甲骨の位置調整に影響を与えるため、上肢帯の筋としては分類されません。
以上の解説から、問題54の正答は「棘上筋」という選択肢2です。棘上筋は上肢帯の筋肉として上肢の安定と運動に直接的な役割を持ち、特に肩の運動において中心的な役割を果たしています。