1→選択肢1:温覚ーーパチニ小体
パチニ小体は主に圧力と振動の感覚を感じるための受容器であり、温覚の検出には関与していません。温覚は主にクラウゼ小体(冷覚)やルフィニ小体(温覚)などによって感じられます。したがって、この選択肢は不正確です。
選択肢2:痛覚ーーメルケル盤
メルケル盤は触覚、特に微細な触覚と圧力の感覚に関与する受容器です。痛覚はフリーエンドの神経線維によって感じられるため、この選択肢も正しくありません。
選択肢3:触覚ーーマイスナー小体
マイスナー小体は皮膚の表面近くに存在し、軽い触覚や細やかなテクスチャーを感じるのに特化しています。触覚を感じるのに非常に適した構造を持っているため、この選択肢は正確です。
選択肢4:関節位置覚ーーコルチ器官
コルチ器官は内耳に位置し、平衡感覚に関与しています。関節位置覚はむしろ、筋紡錘やゴルジ腱器官などが関与しており、これらは筋肉や腱に存在します。この選択肢も不適切です。
以上の解説から、選択肢3「触覚ーーマイスナー小体」が正しい組み合わせであることが確認できます。マイスナー小体は触覚の微細な変化を検出するのに適しており、人間の皮膚が細かい触覚情報を感じ取るための重要な受容器の一つです。