1→選択肢1:肺活量
肺活量は最大の吸気後に可能な最大の呼気を行ったときに排出される空気の総量を指します。これには予備吸気量、肺胞換気量、予備呼気量、および残気量が含まれます。肺活量は予備呼気量と残気量の和ではありません。
選択肢2:死腔量
死腔量は呼吸の際に肺胞に達しない空気の体積を指し、通常は吸気管、気管支などの呼吸器系の通路にとどまる空気の量です。これも予備呼気量と残気量の和とは異なります。
選択肢3:肺胞換気量
肺胞換気量は、実際に肺胞でガス交換に参加する空気の量を意味します。これは呼吸あたりに肺胞に入る空気の量から死腔量を引いた値であり、予備呼気量と残気量の和ではありません。
選択肢4:機能的残気量
機能的残気量は、通常の呼気後に肺に残る空気の量です。これは予備呼気量(通常の呼気後にさらに強制的に呼気可能な空気量)と残気量(強制的に呼気をしても肺に残る最小の空気量)の和であります。この選択肢が問題の答えであり、正しい記述です。
以上の分析から、正しい答えは「4」であり、機能的残気量は予備呼気量と残気量の和で示される肺気量です。