第31回柔道整復師国家試験 午前128

1→答えは「1.風疹」です。 選択肢1：風疹 風疹は妊婦が感染すると胎児に重大な影響を与える可能性があります。特に妊娠初期に感染すると、胎児に風疹症候群を引き起こすリスクが高くなります。風疹症候群は、難聴、心臓疾患、白内障などの先天的奇形を含む一連の重篤な障害を指します。このため、風疹は奇形発生率が高いウイルスとして知られています。 選択肢2：ロタウイルス ロタウイルスは主に幼児や子供に下痢を引き起こすウイルスです。妊娠中の女性が感染しても、直接胎児に奇形を引き起こすことはありません。このウイルスは主に消化器系の病気を引き起こし、奇形発生とは関連がありません。 選択肢3：B型肝炎 B型肝炎ウイルス（HBV）感染は、妊娠中の母体から新生児への垂直感染が問題となりますが、奇形発生率を高めるウイルスではありません。主なリスクは新生児期の慢性感染やその後の肝疾患の発症です。 選択肢4：インフルエンザ インフルエンザウイルス感染は妊婦にとって重篤な合併症を引き起こす可能性がありますが、風疹のように直接胎児に奇形を引き起こすわけではありません。妊婦は重症化しやすいため予防接種が推奨されていますが、奇形発生のリスクは特に高くはないです。 これらの説明から、妊娠中に感染すると奇形発生率が高いウイルスとして風疹が正解です。風疹は特に妊娠初期の感染が危険であり、選択肢1がこの問題の正解となります。