1→卵円孔が人体の頭蓋骨の一部に位置している開口部で、この孔は中枢神経系と末梢神経系をつなぐ神経の通路の一つとして機能しています。
1) 後頭骨 - 後頭骨は頭蓋骨後部に位置しており、枕孔(大後頭孔)が存在します。枕孔は頸髄と脊髄を結ぶための開口部であり、卵円孔とは異なります。
2) 前頭骨 - 前頭骨は頭蓋骨の前面に位置しており、眼窩の上部を形成しています。この骨には卵円孔は存在しません。
3) 側頭骨 - 側頭骨は頭蓋骨の側面に位置する骨であり、岩石部や乳様突起などを含みますが、卵円孔を含んでいません。
4) 蝶形骨 - 蝶形骨は頭蓋骨の底部に位置し、中枢神経系と末梢神経系をつなぐ重要な神経や血管が通る多くの開口部を持っています。その中には卵円孔も含まれており、中枢神経系と三叉神経の第二枝と第三枝を繋ぐための通路となっています。したがって、選択肢4の蝶形骨は卵円孔を含む骨であり、正解です。