1→1) 四丘体
四丘体は脳幹の上部、特に中脳に位置している構造であり、二つの上丘と二つの下丘から構成されています。四丘体は視覚と聴覚の反射に関与していますが、脳の一番前方にあるわけではありません。
2) 視交叉
視交叉は左右の視神経が交叉する場所で、大脳の下部に位置しています。大脳辺縁系の一部であり、嗅覚を除くすべての脳神経がこの部分を通過します。視交叉は脳の前方に位置する構造であるため、選択肢2が正解です。
3) 松果体
松果体は小脳の後ろ、間脳に位置する小さな腺であり、体内時計や睡眠サイクルの調整に関与していることで知られています。松果体もまた、脳の一番前方には位置していないため、この場合の正解ではありません。
4) 乳頭体
乳頭体は視床下部の底にある構造で、体液の恒常性維持や食欲、性欲などの調節を担っている部位であり、嗅覚除く全ての感覚情報のリレー所でもあります。しかし、脳の一番前方に位置する構造ではないため、正解ではありません。