1→解説文:
1) エストロゲン
エストロゲンは妊娠中に大量に分泌されるホルモンで、乳腺の発達を促進しますが、同時に乳汁分泌そのものを抑制する役割があります。エストロゲンのレベルが高いとプロラクチンの乳汁生成への効果を抑制するため、出産後、エストロゲンレベルが下がることで乳汁分泌が促進されます。選択肢1が正解です。
2) オキシトシン
オキシトシンは子宮収縮や乳腺の平滑筋を収縮させ乳汁の分泌を促すホルモンです。そのため、乳汁分泌を抑制するホルモンではありません。
3) プロラクチン
プロラクチンは乳腺の成長と乳汁分泌を促進するホルモンです。妊娠中はエストロゲンによってその乳汁分泌作用が抑制されているものの、分泌自体は妊娠期に増加します。プロラクチンが乳汁分泌を抑制するわけではないため、この選択肢は正解ではありません。
4) 成長ホルモン
成長ホルモンは主に身長の成長に関与しており、一般的に乳汁分泌とは直接的な関係はありません。乳汁分泌を抑制するホルモンではないので、この選択肢も正解ではありません。