1歳女性。ソフトボールの試合中、捕球に失敗し右手小指を負傷した。右手小指は背側の皮膚に深い陥凹がみられ、自動的にも他動的に動かせない。外観写真(別冊No.5)を別に示す。考えられるのはどれか。
1→これならDIP関節のみが曲がるマレット指ですが、画像はPIP部の異常を示唆しています。
2→ボタン穴変形(PIP屈曲・DIP過伸展)になりますが、受傷直後でDIP不動を主訴とする画像所見としては、脱臼の方が合致します。
3→基節骨頸部骨折なら骨部の圧痛・腫脹や角状(回旋)変形が主体で、写真のようにPIP部に深い陥凹を伴って関節がロックし自他動とも不能となる所見は典型ではありません。
4→PIP関節が脱臼すると、指の屈伸機構が破綻し、指全体やDIP関節が動かせなくなります。画像No.5の変形(段差)は脱臼の特徴です。