20歳男性。短距離走で転倒し、足関節外側に疼痛を自覚したためすぐに来所した。他動的に足関節底屈あるいは背屈で足部を内返しさせると疼痛が増悪する。さらに足部の前方引き出しで不安感が生じる。考えられる損傷靭帯はどれか。2つ選べ。
1→いわゆる高位足関節捻挫(外旋・背屈で痛い、下腿遠位部の圧痛など)で疑い、本例のような内返しで疼痛増悪+前方引き出し不安定とは一致しにくいです。
2→外側靱帯の一つで、特に距骨が背屈位の内反ストレスで痛み・不安定が出やすく、本例の「底屈/背屈で内返しすると痛む」に合致します。
3→踵骨と舟状骨・立方骨を結ぶ足根部(中足部)靱帯で、損傷は足根洞周辺の疼痛などが主体になり、足関節の前方引き出し不安とは結びつきません。
4→外側靱帯で最も損傷頻度が高く、足関節前方引き出しテスト陽性(不安感)の主因となるため本例に最も合います。