30歳の女性。交通事故で頸部の急激な過伸展と過屈曲が強制され、後頭部・項部痛、めまい、耳鳴り、顔面、上肢の感覚異常や夜間上肢のしびれ感などの症状がみられる。 スパーリングテスト及びジャクソンテストはともに陰性で、深部反射は正常、筋力低下もみられなかった。 病型分類で最も考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 3
1→頚椎捻挫型は、頚部局所のみの疼痛所見になります。
2→スパーリングテスト・ジャクソンテストでは頚椎症性神経根症の検査テストです。
3→頸部交感神経症候群(バレ・リーウー症状)型は、頭痛、めまいなどの自律神経障害の不定愁訴である。
4→脊髄症状型は、脊髄本体が損傷されること(いわゆる脊髄損傷)を原因として症状が発生する、むち打ち症の分類として最も重い症状です。 下肢の麻痺や歩行障害、知覚異常、排尿・排便障害などを引き起こし、反射の亢進の所見があります。