第21回国家試験 午後106
17歳の男子。陸上競技100m走でスタートした際、右股関節周囲に激痛が発生した。
患者は股関節の屈曲時に激痛を訴え、膝を屈曲しながらの股関節の屈曲力、外転力や外旋力も低下していた。最も考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→解説1を参照
2→この問題では、走りだした瞬間に痛みが出現したというのが大事になってきます。
腸骨翼単独骨折は、直達外力での損傷が多いためこの場合は除外してもいいとおもいます。
その他の坐骨結節裂離骨折や大腿骨小転子骨折も股関節屈曲時に損傷しますが、外転力や外旋力まで低下することはありません。
そうすると、この場合は上前腸骨棘裂離骨折が正解になります。
3→解説1を参照
4→解説1を参照