第20回国家試験 午後105
62歳の男性。10日前、バス乗車中に吊革を右手で力を入れて持っていたところ、バスが急停車した瞬間に鋭い疼痛が肩に生じた。3日で疼痛は軽快したが、肩の挙上が不自由なため来所した。大結節部に圧痛がみられる。考えられるのはどれか。
正解!
不正解 答え 1
1→本症例は62歳ということで腱板の変性があり、外転・外旋位で急激な力が加わったため発生したと考えられる。所見において、肩関節挙上制限・大結節の圧痛があることから、腱板損傷がもっとも適切と考える。
選択肢2は肩鎖関節の圧痛、選択肢3は肩関節後面の圧痛、選択肢4は発生機序や症状が大幅に異なるため誤り。
2→「1」の解説を参照
3→「1」の解説を参照
4→「1」の解説を参照