第20回国家試験 午後106
50歳の女性。工場で組み立て作業ラインに従事している。
特に受傷した記憶はないが、約2週間前から起床時に左手母指IP関節が、屈曲したまま伸びなくなると訴えている。
診察時には同関節は伸びていて、抵抗感はあるが自動的に屈曲も可能ある。
認められる主な症状はどれか。
正解!
不正解 答え 2
1→「2」の解説を参照
2→50歳の女性、受傷歴なし、約2週間前から起床時に左手母指IP関節が屈曲したまま伸びなくなる、診察時には同関節は伸びていて抵抗感はあるが自動的に屈曲も可能、このことからばね指(弾発指)と考えられる。よって、MP関節掌側に結節性肥厚を蝕知するため、選択肢2が正しい。
ばね指はIP関節に異常は認めず、母指がZ字状を呈するのは第1MP関節背側脱臼のため、選択肢1・3・4は誤り。
3→「2」の解説を参照
4→「2」の解説を参照